よくある質問

Q. 矯正装置を装着してから…
への回答

よくある質問
治療後/術後

Q. 矯正装置を装着してから顎の痛みが1カ月以上続いています。

A. 回答

顎の痛みとのことで、恐らく顎関節症だと思われます。
顎関節症は、顎関節や口腔周囲の筋肉に痛みが生じます。
また、それらを起因として咀嚼障害、開口障害、頭痛、肩こり、眩暈などの二次的症状が起きることがあります。
正確な診断には、レントゲン、キネジオグラフ、筋電計、必要に応じてCT、MRI撮影等の精密検査を行って診断する必要がありますが、今回、矯正治療後から痛みが発生したということから、2つの可能性が考えられます。
1つ目、矯正治療によって歯並びが変化し、それによって歯ぎしりや食いしばりがひどくなり、一時的な顎関節症を発症した。
2つ目、もともと自覚症状の無い顎関節症の状態であったがそのまま矯正治療を行い症状が出た。
治療前に顎の機能検査を行っている場合は矯正治療後の咬み合わせが原因である可能性があり、治療前に顎の機能検査を行っていない場合、両方の可能性があります。
何れにしても、顎関節症の治療が最優先と考えますので、精密検査を行い、痛みの原因を特定して治療を行うことをお勧めします。
顎関節症の治療は症状、原因等によって異なりますが、スプリント(マウスピース)、鎮痛薬、近赤外線レーザー照射、電気刺激、外科手術などがあります。
以前は歯を削ってかみ合わせを調整する咬合調整も行われていましたが、現在ではそういった咬合調整は効果がないことが分かっていますので、もし万一、そのような咬合調整を提案された場合は拒否してください。
その他、患者さん自身が出来る家庭療法として、
患部を冷やす
患部を温める
マッサージ
訓練療法(少し痛みを感じる程度に関節を動かす)
行動療法(姿勢、習慣や癖の是正)
などがありますが、実施する場合は必ず医師に相談してください。

回答した医師

河合 悟
矯正歯科専門医

河合 悟

福岡顎変形症センター センター長 / 樋口矯正歯科クリニック 院長
矯正歯科医42年 / 治療実績 15,063件(2025年末時点)

升井 一朗
口腔外科医

升井 一朗

福岡顎変形症センター 手術チームリーダー / 広瀬病院 副院長

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